野 良 建 築

重々しい重厚感
粗い表情が見せる素材感
そこに突き刺す強いヒカリ

たまらなく好きだ。
でもそれは非日常のものでなくてはならない。
だってずっとそんな強い場所にいたら疲れちゃうでしょ。

では、どんなモノをつくりたい?自問自答は常にある。


「野 良」って言葉って素敵だなーとずいぶん前から思っていた。

「野に良い」と書いて野良。

おおらかさがあって、ちょっとした泥臭さもある。

土や草の温かさがある。

そんな「野 良」という言葉と建築とがつながって「野 良 建 築」

地方で建築をつくっていきたい自分にとって、このキーワードが生まれたとき何かが開けた気がした。もちろん直感のみであって、なにひとつ根拠はない。

凛々しい佇まいにちょっとした柔らかさがある、エクボがある感じの建築(住宅)。

言葉のイメージのみではあるが、今頭の中にあるものはそんな感じ。

「野 良 建 築」を自分の中のキーとして、これから自分の考えを育てていけたらばと思っている。

「育てていく」ってところがポイント。


・・・・そして妄想は続く。

今はまだまだまだまだm・・・・夢物語かもしれない。
でもいつかやったりたいのがオトコって生き物。
10年、20年、30年先になったとしても「野良建築設計事務所」としての名前で自分の作品を地球上に存在させる。これがひとつの夢。

あー言ってしまった。

今は焦らずに目の前のことに対してひとつずつ、一歩一歩、一生懸命積み重ねていく。

それが一番の近道。


ひとつの誓いとしてここに記す。

2010/03 25歳