益子 陶器市


東京からやってきた大学の友達と益子の陶器市へ初参戦。
せっかく栃木にお招きしたのもあって、大谷石に連れて行って、そんでもって久しぶりの二葉カフェで夕飯。
(けっこうめちゃくちゃな移動の仕方していましたw)


宇都宮が実家でありながらも初参加だった益子の陶器市。
作家が直接自分の作品を売っているってのがよかった。
それが本来の関係なのかもしれないけど、地方のショッピングモールの世界なんかじゃ分からんよ。

テントで直接自分の作品を売る作家さんたち。
どのテントも作り手の人柄がそっくり作品にでている。
人の手って不思議だなと。この人の一部を頂くんだなと。
好きな作家さんができた。来年も来てくれるかな。


大谷石では感動してる友達の姿に感動。
ホント自然の力には勝てない。(でもこの場所は半分は人の力か!)
人間ってこんなにもちっぽけなのに、大きく見せたがるんよね。
ぬっ。それはオレだけか。等身大に生きている人の方がずっと素直で素敵なのにね。


お持ち帰りしてきた陶器を煮沸。
器からのそりと出てきた気泡を見ると、陶器も呼吸しているんだなと感じ嬉しくなる。
たくさんのテントの中から出逢った茶碗と湯呑み。
お茶碗のゆがみにホレボレ。
真っ直ぐなシャープさよりも、ずんぐりなボテっとしたフォルムに愛嬌がある。
これからよろしくです。


「携帯なんかなくなればいいのに」

カフェでの友達の一言。
この子はホントわかってんなーと。


この歳になるとどうしても結婚の話やら、お金の話が多くなる。
久しぶりに自分の家族の話をしたら、やっぱり地元に戻りたくなった。
実家が嫌だと言っている裏には実家をどうにかしたいって気持ちがあるのは自分は一番分かっている。
東京への憧れみたいなものもあるけれど、それよりも大切なものは地元にあると思う。
そんでもって、それがあっているんじゃないかともうすうす気づいている。

また一からになっちゃうかもしれないけれど、還れる場所をつくりたい。
みんなの近くに行きたい、そこに甘えたいのかもしれないけれど、本当はみんなを呼べる場所をつりたいのだ。
うまく言えないけれど、自分の巣をつくる感じ。
それは建築どうのこうの以前で、自分が等身大であるための一歩なのかもしれない。


■本日の一曲

隣人に光が差すとき/安藤裕子


安藤裕子で一番好きな曲。
彼女の繊細さの中の強さが一番表れている曲だと思う。