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昨日、2010年11月26日をもちまして事務所を退社いたしました。
出社日数204日。目標としていた1000日まで程遠く。


昨日が終わりの日。
そして今日が始まりの日。


辞めることすらビビっていた自分もこの展開にはびっくりで、正直まだ実感がありません。
ことに踏み切ったのは、受話器越しの母親の泣き崩れた声。
妹の調子が今年に入ってからずっと不安定で、それとともに母親も弱っていました。
こりゃまずい!と直感で実家へ戻ることを決意。
自分の直感なんて大したことないかも知れませんが、不思議と後悔はありません。
自分自身の意志をもって判断したのは、大学編入以来かもしれません。


3月に働き始め、まずは自分自身の自立、それから家族と決めつけていました。
ただやっぱり家族のことはいつも頭ん中にはあって。
一緒に住んでいるだけでも、お互い安心感が違うはず。


幸いにも事務所の仕事も長く関与する物件に立ち会っていた訳でもなく、最低限の迷惑で辞めさせてもらえました。
親父から仕事を手伝ってくれと言われていますし、もし妹と母親に何かあった時のことを考え、そこは素直に甘えさせてもらいます。


たった200日、結局何一つできなかったけれども、本気で叱ってくれた所長・室長に感謝です。
この感謝の気持ちはもうどうやっても返せないけれども、他の場所で頑張ることで社会を通して返していこう。


他人の飯を喰わせてもらったこの経験は、育ててもらって来ながらも、ずっと反発し続けてきた親父の偉大さを痛感させられました。お金を稼ぐってホントすごい。


しばらくは実家の宇都宮に戻り、那須にいる親父の元で働きます。
宇都宮と那須を行き来ですね。
ついに親父のことを社長と呼ばなければいけない時が来たようです。


けんちくけんちくけんちくけんちくけんちくけんちく
せっけいせっけいせっけいせっけいせっけいせっけい


と現実も分からず言い続けていた自分ですが、これで・・・
というわけでもなく、ちゃんと諦めていないですよ。
ただ違う角度から考えていく必要はありますね。


今まで以上に設計の現場にいる方々に積極的に絡んでいく次第であります。
これからもよろしくお願いします。
また、宇都宮・那須方面へおいでになる時は連絡くださいな。心して歓迎いたします。


とりあえず引っ越しやらやらやらで12月半ばまではバタバタしっ放しですが、環境が変わることを楽しんでいこうと思います。
あと、母親との距離が近づくことで自分も一緒に潰れないように息抜きは忘れずにで!



今僕のいる場所が 望んだものと違っても
悪くはない 答えはきっとひとつじゃない

 その全て真実