つみあげること


先日、高専の恩師からとても貴重な本を頂きました。
(5年以上前にほんの少しだけお手伝いをさせて頂いたのです)
恩師の在籍していた研究室の集大成的な一冊でもいったらよいのでしょうか。


"はじめに"の部分を読めば、30年以上続く研究(室)の歴史の重みをぎしぎしと感じます。
設計と研究の葛藤。
空間という概念を定量化するためには?と今までになかったモノに尺度を与えていく試行錯誤。

この一冊ができあがるにも5年以上の月日を重ね、想像を超える加筆・修正を経てここにあるのでしょう。
積み上げられてきたものは、僕が言葉で言えるものではありませんね。


つみあげること。

小手先で簡単にできるわけがないけれども、向き合い続ければできないことなどない。


(熟読し、勉強させていただきます。ありがとうございました。)